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当院で行っている腰痛(ヘルニア・狭窄症・すべり症・座骨神経痛等)に対するカイロプラクティック・理学療法的アプローチ

当院で行っている腰痛(ヘルニア・狭窄症・すべり症・座骨神経痛等)に対するカイロプラクティックアプローチをご紹介します。

 

1,腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・すべり症・の区別

 

①腰椎椎間板ヘルニア

椎間板は中心部の髄核と外周の繊維輪からなります。

中心部の髄核は70~80%の水分を含むゼリー状の柔らかい組織で、繊維輪は繊維軟骨で髄核の周りを囲います。

歳を重ねると、含水量が減少し、繊維化が進み円盤は薄くなり弾性が減少し、運動の制限を受けます。

椎間板ヘルニアは、上記の椎間板の外周の繊維輪が破れ中心部の髄核が逸脱して、脊柱管内に突出している状態で、脊柱管内に突出した椎間板により馬尾神経が圧迫され座骨神経痛を引き起こす疾患です。

 

 

②腰部脊柱管狭窄症


背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道を脊柱管といいます。脊柱管狭窄とは、この脊柱管を構成する骨や靱帯の肥厚、椎間板の突出などで脊柱管が圧迫を受け狭くなる病気のことを言います。

脊柱管を構成する背骨や靱帯、椎間板の加齢変化によって狭くなるほか、背骨のずれ(すべり症など)や椎間板ヘルニアなどでも脊柱管が圧迫されれば狭窄となります。

おもな症状は、歩行時や立っているときに臀部から下肢にかけての痛みやしびれです。間欠性跛行といって、歩くと症状が悪化し、休むとやわらぐことが多くの場合にみられます。また、前かがみになる姿勢をとると症状がやわらぐのが特徴です。

 

 

③すべり症

腰の骨は、椎体という骨と椎弓という骨の部分でできています。背骨は、骨が積み木のように連なってできています。さらに背骨の中には、脊柱管といって神経の入っている管があります。通常、腰椎は背骨がバランス良く連なっていています。腰椎すべり症は、何らかの原因によって背骨がずれてしまいバランスが悪くなり、結果さまざまな症状をきたす病気です。

症状としては、まず腰痛と下肢の痛みがあります。背骨の神経の圧迫が強い場合は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)といって、長距離を歩くと、おしりとふともも、ふくらはぎなどに痛みや痺れが出てきて歩きにくくなる症状が出る場合もあります。

 

2,各疾患におけるカイロプラクティック・理学療法的アプローチ

 

 

①コックステーブル

コックス・テクニック Cox techniqueに使用する専用テーブル。(アメリカ製)
日本国内におよそ100台程しか入ってきていません。
ジェームス・コックス(James M.Cox) は腰椎椎間板のフレクション(屈曲)、ディコンプレッション(減圧)により椎間板ヘルニアを治療する特別な牽引器具、コックステーブルを開発しました。
テーブルは脊椎関節の正常な生理学的可動域を生む為に設計され、ソフトで軽い矯正で体の本来の動きを取り戻します。
炎症を起こした神経根を牽引することで炎症を起こしているか圧縮された脊髄神経の圧迫を減圧していきます。

 

②マッケンジーテーブル

マッケンジーテクニックに使用する専用テーブル。マッケンジーセラピーは、ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジーによって開発された治療法の体系であり、脊椎原性の痛みを主訴とする諸症状、およびそれに付随する症状(頭痛など)を治療対象とします。

一般に、人は日常生活で頚椎・腰椎を問わず、脊柱は屈曲位におかれている時間が長く、屈曲動作を強いられ続けています。その結果として起こる椎間板の後方変性が、ギックリ腰をはじめとする腰痛の本態であるというのが、マッケンジー理論です。

 

 

③トムソンテーブル

トンプソン(トムソン)・テクニックThompson Techniqueに使用する専用テーブルです。(アメリカ製)
クレイ・トンプソン(J.Clay Thompson)は脊椎の分節を素早くスラストして動かすドロップ(降下装置)機能がついたテーブルを考案しました。骨盤の変位をパターン化し、下肢長差との関連を付けたました。
メジャー・サブラクセイションが頸椎にあるかどうかを、左右の下肢長差の変動によって判定する検査法を取り入れます。
この頭・胸・腹・下肢と4ケ所に分かれたドロップ機能付きベッドを使い患者を寝かせたまま素早く、最小の力でスラストが行えます。
短下肢、触診、神経の反応をもとに治療を行います。

 

 

その他に、手技的アプローチ、カイロプラクティックアプローチ(ディバーシファイド・SO・AK・アクティベーターメソットなど)アクセスランダム波(高周波領域から低周波領域まで入る電気)、当院でメイン治療として行っているアトラスオーソゴナルによる頚からのアプローチなどを行います。

しかし、検査を行い、原因がどこに有るのかを突き止めなければ症状は改善しません

 

3、当院での症例

 

①腰椎狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア 72歳男性
病院にて腰椎狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアとの診断を受け1週間のうちに2回の手術をするも変化がなく痛みが取れず、病院で3度目の手術を薦められていました。身体が曲がって当院に来院されました。
2回目の治療時にアトラスオーソゴナルのレントゲンを撮りアトラスオーソゴナルの矯正とCOXを中心に施術を行ったところ身体が確り伸ばせるようになり楽に歩行が出来る様になってきました。
しかし3週間してもまだ治らないとご本人は大変焦っておりまだ治らないまだ治らない治るのかと愚痴を言っていました。良く聞くと当初10だった痛みが3位だがまだ治らない。と痛みを探して言っていました。
そこでカイロプラクティックの哲学の話を再度お話させて頂き治る為の時間が必要になるのですよ。手をナイフで切ってしまったとします。バンドエードを張り、直ぐな剥がしても直には傷は着かないですよね。
ステーキの肉をナイフで切ってそこに薬を付けても縫っても付くことは有りませんよね。しかし○○さんには治す力は必ず有りますから、少し焦らずに身体に時間を下さい。とお話させて頂きました。
すると、次の週に来院されたとき、言っていたことは本当だった。大分動けるし痛みも消えてきたと大変喜ばれ次週のご予約を入れて帰りました。確実に変化が起きていますのでもう少しで症状は無くなるはずです。

②腰椎狭窄症 90歳男性
やはり病院いて狭窄症の診断で手術しかないと言われ当院に来院されました。当初歩く事もままならず、2本の杖を使い10m歩くのに何分も掛けやっと進む感じでした。勿論病院では手術しかないと言われご本人は悩むも手術はしたくないと当院を調べ来院されました。
アトラスオーソゴナルとCOXの施術を行い1ヶ月ほどで大分歩けるようになりました。痛みは軽くなるもまだまだ有ります。しかしご本人は治ると確信して頂けましたので当院の施術を行いに数か月来られ結果全ての症状は消失しました。
今では、90歳という年齢ながらバイクでも来院される事も有ります。予防として定期的な検査と矯正を行いに来院されています。

③腰椎椎間板ヘルニア 50歳女性
以前当院に通院されていた方からの紹介でいらした腰椎椎間板ヘルニアの女性です。介護職という事も有り腰への負担が大きく腰椎椎間板ヘルニアになってしまった方で病院では手術を薦められ痛み止めと、座薬を処方されていました。
しかし車から降りることも大変苦痛で何とか当院来られ検査と施術を行い2回目の施術前にアトラスオーソゴナルのレントゲン撮影分析を行いました。
痛みと痺れで有り歩く事も座る事もままならずどこに身体を置けばいいのだろうと悩んでいました。
介護の仕事は続けられないと退職し治療に専念するとの事でしたが結果2か月ほどでかなり症状が消え再度別の介護の仕事に就職し仕事を始められました。

④腰椎狭窄症  69歳女性
30年前に当院に通院していましたが、治癒したため30年当院には来られていなかった女性です。当院で昔良くなったことを思い出し再来院されました。
近くの整形外科で脊柱管狭窄症との診断で直に手術をしましょうと言われたそうです。ご本人は学童でお仕事をされていたのですがもう仕事が出来ないと悩んで来院されました。
痛みと痺れが酷く大変悩んでいましたが1度の施術で殆ど痛みが取れアトラスオーソゴナルのレントゲン撮影分析を行い矯正をしたところ直に痺れも無くなり数キロメートルの距離を痛も無く痺れなく歩ける様になり大変喜ばれていました。
学童の仕事も以前の元気に症状がない頃と同じ様に出来ると大変喜ばれていました。

⑤腰椎すべり症・狭窄症 88歳男性
県外からご自身でインターネットで調べられて来院された患者さんです。お近くの治療院に通われていたそうですが、症状が改善されず病院にも何軒も通い、医師からは即手術と言われていたそうです。
ご自宅から距離も有りましたが、一度目の施術で、出なかった足がしっかりと出る様になりました。しかし、ご持参されたMRIを確認すると、かなり滑りが強く、最初の内は寝起きや、長時間同じ姿勢でいたあとは症状が出てしまう状態でした。
二回目以降の施術では提携病院でのレントゲン撮影および分析を行い、コックステクニックを行いながら、遠い中も確りと週一回のペースで通って頂き、今では4週に一度のお身体のメンテナンスという事で来られています。

⑥腰椎ヘルニア ぎっくり腰 40歳男性

力仕事、立ち仕事、中腰の多いお仕事をされている方です。ぎっくり腰を毎年やるとの事で、当院に来院された際は横に、くの字に曲がってしまっていました。
一回目の治療後、ある程度の痛みは消えた物の曲がった姿勢は改善されませんでした。又、炎症が起きている為、寝起きには痛みが再発してしまう事は目に見えていたので、翌日も来ていただき大腰筋のリリースや、コックステクニック、負荷を掛けずに電気を掛けながら歩いて頂くなどを
した結果、症状もかなり消えました。数日開けてアトラスオーソゴナルのレントゲン撮影分析を行い施術を行った後は痛みや横くの字の姿勢は改善されていました。ぎっくり腰の対処は速めの処置+安静にし過ぎず、患者さん自身に歩いて頂くことが回復への近道です。


⑦腰椎ヘルニア 18歳女性

毎日部活で捻じる姿勢をしていた為に椎間板ヘルニアになってしまった女性です。椎間板ヘルニアは同じ方向への廻旋運動ばかりしている事で椎間板の周りにある繊維輪と言う木の年輪の様なものが切れ始め中に有る髄核が飛び出し身体の後ろ側を通っている神経を圧迫して痛みや痺れを誘発させる状態です。この女性は下肢伸展挙上テストでも陽性になり痺れ痛みで長い時間部活が出来なくなっていました。全国大会にも出場する程頑張っていた為非常に焦っていらっしゃいました。そこで当院で色々な検査をしたところ足首にも捻挫の跡が見つかり足首のサポーターをして頂きました。更にアトラスオーソゴナルのレントゲン撮影分析を行い矯正を身体のバランスを整え、腰椎椎間板の有る所には直接マッケンジーを行いました。マッケンジーとはニュージーランドの理学療法士ロビンマッケンジーが考案した運動療法です。COXとは真逆の考えで状態を反らします。
マッケンジーを行った後は下肢伸展挙上テストでも正常な値を差し、痛みもかなり改善しました。1ヶ月もすると症状は全て消失し部活に力を入れられるようになりました。しかし1度出てしまった事の有る椎間板ヘルニアですので月に1度はメンテナンスに期待との事です。定期的なメンテナンスはスポーツでの怪我予防の他に成績が向上する事が大変多いです。

 

腰椎椎間板ヘルニアで椎間板の中に有る水分が多い若い方はマッケンジーを行い、椎間板の中の水分が少なくなり繊維質になったある程度年齢が上の方は、COXを行います。勿論狭窄症はCOXです。