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コレステロール、中性脂肪について

Q4. 服薬の必要はないが、数値が高い場合、

どういったことに注意すればよいか?

A4. コレステロールの原料を摂り過ぎない、つまり

動物性脂肪などを食べ過ぎないようにすること

、あるいはコレステロールのもとになる食べた

物を活動エネルギーとして使ってしまう、コレス

テロールをもとにした体内でのホルモンなどの

製品をよく使う、つまり体をよく動かすということ

です。トータルのエネルギーとして、食べる量と

使う量のバランスを取るということです。動いて

使えるエネルギーには限りがありますから、

食べ過ぎないことが何より大事です。摂取する

エネルギーの中でも、コレステロールの原料に

なるのは、動物性の脂ですから、それが食事の

中の割合として多くならないようにするのが

次に必要なことです。いろいろ注意している

のに高くなる場合は、食事や身体活動の

詳しい状況を栄養士、保健師に相談して

具体的な提案をもらってください。

Q5. チーズを食べるようにしたら、

コレステロールが上がった

A5. チーズの原料は牛乳です。乳脂肪というのも

動物性の脂肪ですから、コレステロールの

原料にはなります。従って、今までと食生活

が同じで、さらにチーズを加えれば、その分

だけ摂取エネルギーが増え、しかも動物性

の脂の摂取が増えるから、コレステロール

値は上がります。他の動物性食品に替えて

チーズを摂れば、コレステロール値は上

がらないと思われますし、カルシウムを

補うことも出来ます。

Q6. コレステロールを下げる薬は

一生飲まなければ、いけないのですか?

A6. コレステロールの治療薬や中性脂肪の治療薬は、

肝臓でコレステロールなどを作る製造ラインを一時

休ませるというお薬です。従って、薬を止めれば、

製造ラインは再び動きますから、コレステロール

値は元のように高くなってしまいます。食事療法

なり運動療法なりで下がらない限りは、薬を飲み

続けざるを得ないということになります。通常は、

薬を一度飲み始めたら、1年、2年といった期間、

じっくり食事療法なり運動療法なりを並行して

行なって、その結果として薬を止められるか

どうか、主治医の下で慎重に経過を見て

決めていくということになります。

Q7. 同じ食事なのに妻だけコレステロールが

上がるのはなぜか

A7. 実は、本当の意味で同じ食事ではないという場合

が多いようです。通常は、ご夫婦で同じものを食

べているといったとき、同じものとは何かというと

、例えば同じ大きさのお肉を食べる、ということな

のです。ところが、ほとんどの場合、夫の方が体

が大きい、より体を使って動くということなので、

必要なエネルギーに対して同じ量の食事を摂っ

ていることになりません。夫婦茶碗のように、体

の大きさや動く量に合わせて食べる量が変わっ

ているというのであれば、これは本当の意味で

同じ食事ということになります。こうすれば体質

がよほど違わない限り、妻だけコレステロール

が上がることはありません。ほとんどの場合は、

同じ食事というのが、体は違うのに同じ量を食

べてしまうため、体の大きさに対しては、妻だけ

が食べる量が過剰であり、そのためにコレステ

ロールが上がる場合です。そういったデータは

、大阪のいくつかの地域で調査して判っており

ます。また、コレステロールはホルモンの材料

として作られるのですから、ホルモンの合成が

減れば、血液中に余って高くなります。男性に

比べて女性では、閉経に伴ってホルモン合成

の低下が急激に生じることがあり、妻だけコレ

ステロールが上がるといった状況につなが

ることになります。