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腰痛の原因とまとめ

 

今回は、腰痛の原因と予防についてご紹介しようと思います。

 

1,ストレスによる腰痛

「ストレスで腰痛になる」って皆さんはご存知でしょうか。
ストレスによる腰痛は科学的根拠が有ります。

通常、脳(中脳の側坐核)が痛みを感じるとドーパミンが分泌され、脳内モルヒネ(沈痛、麻酔作用)が増えます。
ところが、何らかの理由で過剰なストレスがかかったり、不安な状態が続いたりすると、ドーパミンから脳内モルヒネに至る回路が狂い、痛みを抑える機能が弱まってしまいます。
皆さんの脳では、そういう機能低下が起こっていて、痛みに対して敏感になり、強く感じ取ってしまってはいませんか?
さらに、考え方や行動のクセそが状態を悪化させます。
楽しかったり夢中になったりしているときは痛みを感じにくくないですか?
また、嫌なことや不安があると痛みを特に感じやすくなるという経験をした人は多いと思います。
慢性腰痛の患者さんの場合、痛みへの恐怖やマイナスに考えてしまうクセによって、痛みが長引いてしまいがちです。

 

2,安静による腰痛

安静は一見、腰に良さそうに思いますが、安静にしていると、筋肉は拘縮し、痛みとして出てきます。逆に、適度に体を動かすと、筋肉は緩みます。
安静を続けると腹筋や下肢の筋力が低下し、血流も悪くなるので、腰痛を悪化させる原因になります。運動自体が脳を刺激し痛みを抑える機能を改善させることもわかっています。

行動のクセとして腰をかばい、安静でいると痛みが出てきます。

 

 

2,水分不足による腰痛

最近、水分不足が原因で腰痛になってしまっている患者さんが多く来院されています。

年齢も性別も住んでる地域(さいたま市・蓮田市・白岡市等)も異なる、様々な方たちが、共通して水分不足に陥っていました。

段々と暖かくなってきて、足りているようで意外と足りておらず、水分補給する事を怠ってしまっているようです。


なぜ水分不足だと腰痛や肩コリになるのか?

それは以下のような理由があります。

・血液がドロドロになり、血流が悪くなる。

・体の老廃物が腎臓に蓄積され、腎臓が炎症を起こし腎臓周辺の神経を圧迫。

・大腰筋と呼ばれる腰を支える筋肉の弱化を起こし、腰の筋肉に負担が掛かる。

・椎間板は水分を取り入れて柔軟に形を変える働きがあるため、水分が不足すると腰痛の症状を悪化させる。


腰痛や肩こりにはさまざまな原因がありますが、これらには共通したメカニズムがあります。

それは、血流の低下による酸素不足と老廃物の排泄障害です。

腰痛や肩こりの多くは、筋肉から痛みが発せられることで起こります。

また、人間の体の約60~70%は水分で占められています。私たちの体を作る筋肉、皮膚、骨、血液、細胞は、すべて水と関係しているのです。

体の水分が涸れてくると細胞の水分が不足し、血液はドロドロになり、皮膚や筋肉の組織が硬くなります。

腰回りの筋肉が硬くなれば腰痛、肩の筋肉が硬くなれば肩こりを発生させ、足だとふくらはぎや足先がつりやすくなるのです

そして、筋肉は血液によって酸素などの栄養が補充され、また血液によって乳酸などの老廃物が排泄されます。

また、酸素などの必要な栄養が足りない状態では、筋肉は痛みを発することによって、筋肉に栄養が足りていないことを知らせようとします。

さらに、乳酸の蓄積は筋収縮を阻害し、二次的に血流障害や筋の過緊張を引き起こし痛みを増大させます。この大事な役割をしている血流の主な成分は水です。

このことからも、痛みと水の関係性が見えてきます。

(当院の初診検査にて大腰筋の筋力検査を行うと、3人の1人くらいの確率で水分不足のために弱化(弱っている)している方がいらっしゃいます。)

人間は体の中に十分な水分が満ちていなかったら、様々な健康上また美容上の問題が起こってしまうのです。

人間が健康的にまた美しく生きていくのには、1日に2~3リットルの水分が必要と言われています。

計算方法は「自分の体重(kg)×45~50ml=1日に必要な水分量(ml)」です。計算してみましょう。

毎日の生活の中で、十分な水分補給をすることが大切です。

 

 

 

 

まとめ


以上の事から、腰痛対策として
1,水分を確りと摂る
2,適度に体を動かす
3,ストレスを抱えない(痛みに対して不安がらない)

上記の3つを実践する事で、かなりの腰痛を予防する事が出来ます。

しかし、症状ばかりを追うのではなく、原因を見つけ、原因を治すという事が重要です。

症状=原因では有りません。

例えば、足関節に捻挫が有ったとします。人間は2足歩行なので土台となる足関節に問題があると、田んぼの中に家を建てるのと同じ状況になります。

どういうことかと言うと、地盤が悪いと家が傾き窓が開かなくなります。それと同様に、土台(足関節)が傾く事により、窓(腰痛等)が開かなくなる(症状として出てくる)という事になります。

つまり、上記の3つで症状が改善されない場合は他の場所に問題がある可能性もあるという事です。

当院では、検査に時間をかけます。原因を特定しない事には症状は改善されません。

通われる院を探す際には、原因を確り見つけられる施術者の院に行かれることを強くお勧めいたします。