例えば、薬剤などで、痛みを止めても患者が原因を理解せずに、一次的に痛みを取り去るものだけではどうでしょうか？
日常生活、運動など生活環に原因があるとすれば、いずれ、障害がさらに悪化した状態で、また痛みが再発する可能性があると思います。
カイロプラクターだけに身体を委ねるのではなくご自身でもお身体を治す努力を行わなければ本当の意味での回復は難しいことが多く、
少し時間がかかるとしても、その原因となる日常生活を改善することで症状が改善することを理解してもらい、症状の緩解を体感してもらうことも重要だと思います。
しかし、単に痛みが消すという事は症状であり原因を取り除いたわけではありません。
痛み、それは症状であり病気そのものではないのです。
痛みというものは、脳に対して身体のどこかに問題がある、あるいは今現在身体が何らかの形で傷ついているということを伝える役割を果たします。
痛みにはこのようないい意味での警告という役割があるにもかかわらず、多くの人は痛みを症状だとは認識せず、病気そのものと考えてしまいがちです。
薬や注射で痛みだけを消し去ってしまうということは警報音をだしている火災報知機のスイッチを切ってしまうようなものです。結果として、痛みをかくしてしまうことは、痛みの真の原因を取り除く事にはなりません。
単に表面的な現象を隠しているに過ぎないのです。
カイロプラクターは原因を探し神経の働きを改善する事で健康に導くことを目的としています。
本当の意味でのドクターは貴方の身体の中にいます。
そのドクターを働きやすい環境作りをする事がカイロプラクターとしての使命です。
もう一度伝えます。只痛みだけに取らわれるのはナンセンスです。痛みを作っている原因を改善しなければなりません。
その原因を治すのは貴方の身体の中にいる自然治癒力という優秀なドクターです。そのドクターを働きやすい環境にするのがカイロプラクティックの仕事です。
悪い姿勢や行動で自らその優秀なドクターを働きにくくしてしまってはいけません。
カイロプラクターは科学的検査に基づき整形外科的検査、レントゲン検査、サーモラボ検査、カイロプラクティック的検査等を行いどこに原因が有るか、次回は何時頃治療を行うことが必要なのかを確認しながらお伝えします。ただ単に痛みが無くなったからと言ってカイロプラクティックケアをやめてしまうのは非常に残念な事です。本当の意味での治癒には時間が掛かるのです。その為一時的に痛みが消えカイロプラクティックケアをやめてしまった方が少しして以前より痛みが出てしまったと泣きついて来られる方がいらっしゃいます。悪くなったのにも時間が掛かったように良くなるのにも有る程度の治る為の時間が必要になります。神経が回復し自然治癒力が高まる時間が必要なのです。
ステーキの肉に薬を付けても、テープを付けてもくっつく事は有りません。しかし貴方の身体は手の皮膚をカッターで切ったとしてもくっつきます。風邪を引いてもゆっくり休むことで風邪も治っていきます。
治る力それが自然治癒力で、生まれながらにして備わっている力なのです。
