むち打ち後から出てきた場合保険対象になるか
今回は、【むち打ち】が保険対象に成るのかについてです。
タイトルの、【むち打ち】が保険対象に成るのかというものに結論付けると『2週間ぐらいなら』対象になります。
また、『カイロプラクティック院』や、『整体』では交通事故に対する保険を使用した施術は認められていませんが、当院スタッフは柔道整復師・鍼・灸・あん摩マッサージの国家資格を保有しているので保険を使用した施術が可能となっております。
1,自賠責・自動車保険による施術の手続き
①自賠責保険(自動車損害賠償責任保険・強制保険)
自賠責保険の支払いの限度額は、怪我等では120万円に定められています。
自賠責保険は人身事故のみの補償となります。
②任意保険(自動車保険)
任意保険は車の所有者が任意で加入する保険で、加入自体は義務付けられていません。自賠責保険に比べて幅広い自動車事故に対応可能な保険です。
2,実際の手続きと施術の手順
①施術をお受けになりたい場合は、当院にまずご連絡ください。
最初に症状、経過をお聞きし、当院の治療法についてご不明な点をしっかりとご説明致します。
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②施術を実際にお受けになる場合は、自賠責保険が該当する場合はその手続きの手順をご説明いたします。
整形外科等との併用治療の希望など患者様のご要望をお聞きします。
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③後の事務手続きなどは当院が適切に処理いたします。
患者様の個人情報は秘守いたします。
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④保険会社との連絡が済み次第、ただちに施術開始させていただきます。
この間の手続き等は短時間で手際よく処理いたします。
カイロプラクティックの施術だけでは自賠責保険が利きません。しかし当院では公的な柔道整復師(接骨院開業免許)・鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師等の免許を持っていますので自賠責保険を使用する事が出来るのですが、残念な事に損保会社の担当者があまり知識のない方が担当になってしまった場合、自賠責保険を使用する事は出来ないと言われる事があります。しかしそんな事はありません。公的に自賠責保険を使用する事が出来ます。損保会社の担当者に直接当院に電話をさせてください。当院から担当者に説明させていただきます。
当院で施術を施す場合は、提携病院まで当院スタッフが車でお連れします。そして提携病院の整形外科医に診断書、ならびに同意書を作成していただきますので更に確実に自賠責施術を施すにあたって、交通事故では医師の診断が必要となりますので必ず病院で診断を受けて下さい。
3,補償・慰謝料の賢い活用方法
ほとんどのケースが相手又は、自分が加入している自動車保険の自賠責保険と任意保険を使います。
よって施術費は後日、保険会社に直接請求しますので窓口での支払いは”0円”ということになります。
4,交通事故の補償
応急手当費診察料、入院料投薬料、手術料、処置料等通院費、転院費、入院費etc…※当院での施術もここに含まれます。
5,交通費
通院に際しての交通費も支払われます。
公共交通機関かタクシー、有料駐車場、自家用車の燃料代etc…
6,休業損害費
自賠責保険基準では原則として1日5,700円が支払われます。また、日額5,700円を超える収入があることを証明できる場合には、19,000円を上限に下記計算式による実費が支払われます。
7,給与所得者
自賠責保険基準では原則として1日5,700円が支払われます。また、日額5,700円を超える収入があることを証明できる場合には、19000円を上限に下記計算式による実費が支払われます。
1.給与所得者過去3カ月間の1日当たりの平均給与額が基礎となります。
8,慰謝料
慰謝料とは、事故によって被害者が受けた精神的な苦痛に対して支払われる賠償金の事で、1日4,200円が支払われます。慰謝料の対象になる日数は、「施術期間」と「実治療日数」によって決定されます。
施術期間治療開始日から施術終了日までの日数
実施術日数、実際に施術を行った日数
実施術日数に4,200円をかければ慰謝料が算定されます。
★きちんと通院したほうが、後遺症のリスクを減らし、早く改善するだけでなく、慰謝料も多くなります。
自賠責保険ではケガに対して1人120万円を限度に支払われることになっています。この限度額には施術費・慰謝料・休業保障・交通費が含まれていますが、入院、手術等の重度の場合を除き、当院で十分時間をかけて施術を受けることができると思います。
保険会社の担当者によって早期に終了させようと話を進めてくる方もいますので注意しましょう。今までのケースで事故後1週間後に示談の話をされたケースもありました。
9,交通事故の自賠責保険による治療
自賠責保険による治療を希望される方
まず、交通事故で被害を受けた方は、「ファミリーカイロプラクティック院で治療を受けたい、柔道整復師(接骨院開業免許)・鍼・灸・マッサージの免許を持っている所だ」と相手方の損害保険会社の担当者に申し出て下さい。
損害保険会社に「損害保険の使用は認められない」と言われた場合
損害保険会社の担当者によっては、「ファミリーカイロプラクティック院での治療は認められない」と言われます。
その場合は、自賠責保険の審査をする調査事務所に相談してください。「損害保険料率算出機構」で検索すると、各地区の連絡先が出ます。
交通事故の被害者には、治療手段を選択する権利があります。
どこで治療を受けるか、どの治療を選択するかによってその後の日常生活にも大きな影響があります。
是非ご相談の上、損害保険会社の担当者と交渉してください。
自賠責保険による全額負担の治療には、医師の同意書は不要
全額負担の場合は健康保険と違い、医師の同意書なしで自賠責保険による治療を受けることができます。当院での治療費は当院と損保会社との間でのみ清算します。ですから患者の窓口負担はありません。
しかし、なかなか損害保険の担当者が認めていただけない場合は、当院と提携している医療機関(整形外科医)の診断書と同意書を書いていただき、自賠責保険による治療を受けることができるようにします。
まとめ
新型コロナウイルスの蔓延も落ち着き外出する人口も増え、交通量が増えています。
現代は車社会であり、常に交通事故のリスクと隣り合わせに生活しています。
また、2023年4月から、無人のバスや一定の条件下で完全自動運転の車が出てきます。
その中で、テスラ社の高度な自動運転技術の一部に衝突のリスクがあるとして36万台超を対象としてリコールがありました。
生活が一変するとその分交通事故のリスクが上がる事も否めません。
交通事故のリスクが高い現代、合わない事が一番ですがいざあってしまってからどうするか今一度確認してみると良いかもしれません。
ご相談等、お気軽に落ち合わせ下さい。