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放射線比較

●人間は日常生活でも自然に放射線を浴びており、1年間に浴びる量は2.4mSv(ミリシーベルト/世界平均)程度である。
表1 日常生活における自然放射線と人工放射線

放射線の量
(ミリシーベルト)
影響等

7000~10000

全身被ばく:100%の人が死亡

1000

全身被ばく:10%の人が悪心、嘔吐

500

全身被ばく:末梢血中のリンパ球の減少

200

全身被ばく:これより低い線量では臨床症状が確認されていない

10

ガラパリ地方(ブラジル)の自然放射線(年間)

6.9

CTスキャン(1回)

2.4

一人当たりの自然放射線の世界平均(年間)
(宇宙から0.39/大地から0.48/食物から0.29/空気中のラドンから1.26)

1

一般公衆の線量限度(年間)(医療は除く)

0.6

胃のX線集団検診(1回)

0.2

東京-ニューヨーク航空機旅行による宇宙線の増加(往復)

0.05

胸のX線集団検診(1回)
原子力発電所(軽水炉)周辺の線量目標値(年間)

解説:
 地球にはその誕生の時からさまざまな放射性元素が存在し、現在でもウランやトリウムなど約70種の放射性元素が存在しており、それらを含む大地や食物などから、さらに宇宙からも、いつでもどこでも放射線を浴びています。世界平均では、天然の放射線を人間が1年間に浴びる量は2.4mSv(ミリシーベルト)程度です。

 日本では、一般公衆が浴びる人工放射線量の限度を1年間に1mSv(ミリシーベルト)としていますので、ニュースなどで放射線量の話がありましたらこの値を参考にして下さい。