Q25. |
と中性脂肪値が上昇するのか? |
A25. |
ストレスによって血清脂質がどのように動 くかはについては、一定の研究成果は出 ていないようです。ストレスに対して過食 になりやすい人は、中性脂肪値の上昇が みられるでしょうし、総コレステロ-ルの 上昇もみられるでしょう。一方で、ストレス により摂取量の減少する人においては 、ともに下降する場合があり、一定の傾向 が出ることはないと思われます。 |
Q26. |
でコレステロール値がどれ位下がったらよいのですか。 |
A26. |
測定の誤差は、1%程度に留まります。 即ちコレステロールの高い方で2mg/dl~3mg/dl の変動があれば、測定値としての変動は 明らかにあるといっていいと思います。しかし、 個人のコレステロール値は、日々変動していま すので、10%程度の変動があれば明らかな 変動として認めて良いと考えられます。コレ ステロールの高い方であれば、20~30mg/dl の低下で効果があったとするのが最も安全 だということです。個別健康教育の評価をす るのであれば、理想的には健康教育をし ない、ないしは個別の健康教育はしない 群に比べてどのくらい多く下がったか、そ の下がり方は意味のある下がり方なの かということを評価する必要があります。 |
Q27. |
より和菓子を食べたほうがよいか。 |
A27. |
高脂血症は、摂取したエネルギーが 余っている時に、中性脂肪やコレステ ロールに合成することによって起ります。 従って、同じエネルギー量であれば、 菓子パンや洋菓子と同様、和菓子も 問題になります。但し、菓子パンや洋 菓子には、卵やバターなど動物性脂肪 が多く、コレステロール値を上げやすい のに比べて、和菓子は糖質が多く、 中性脂肪を上げやすいという違いが あります。同じ大きさのお菓子を食べる として考えた場合には、脂の多い菓子 パンや洋菓子よりも和菓子の方が摂取 するエネルギーも少なくすみますので、 高脂血症を進めにくいと考えていいと 思います。 |
Q28. |
中性脂肪の項目のA9について 「今までよりもコレステロールの 原料になるものを少なく食べる ように意識してください」の下線部 の表現が分かりにくいのですが。 |
A28. |
今までよりも、肉、卵、乳製品などの 動物性食品や、これらを使った加工食品、 洋菓子類の摂取量を少なくするように 意識してください。 |