痺れを放っておくのは危険！痺れの原因や整体での痺れの改善方法を解説

激しい痺れならともかく、何となく手や足の痺れる時がある程度なら、気になりつつも放っておく人も多いかもしれません。ところが痺れが継続して起きている場合には、何か原因が隠されているはずで、放っておいていいことはありません。

そこで今回は、さまざまな痺れの症状や痺れの起きる原因、整体での痺れの改善方法について紹介していきましょう。

 

このような痺れの症状、ありませんか？

一口に「痺れ」と言っても、その症状はさまざまです。寒い日に手足のかじかむ感覚に似た痺れもあれば、正座を長時間した際の痺れに似た痺れ、力の入らない感じの痺れ、感覚の鈍っているような痺れもあります。また、手足の痺れを中心に痺れる部位もさまざまでしょう。多くの人が感じている痺れの症状には、次のようなものがあります。

痺れを感じる原因とは？

痺れを感じる原因は、次の3つが考えられます。

「関連痛」が原因の痺れ

「関連痛」という言葉はご存知でしょうか。筋肉の緊張状態が続くと硬くなりコリとなって血行不良が起こります。さらに筋肉が硬くなりすぎると、最初のコリを「トリガーポイント」にして他の場所に痺れや痛みを飛ばすことがあるのです。これが「関連痛」です。

トリガーポイントのコリが軽いうちは、トリガーポイントを押すと痺れが出てくるものの、押さなければ痺れは感じません。それに対してトリガーポイントのコリが重度になると過敏な状態になり、常に痺れが起こっている状態になります。

関連痛は首や肩のコリをトリガーポイントにして、手や腕に痺れの出るケースが多いでしょう。関連痛の痺れはじんわり感じる重い痛みで、温めたり動いたりすると楽になるのが特徴です。

神経の圧迫が原因の痺れ

人間の神経は、中枢神経（脳・脊髄）と末梢神経（脳・脊髄以外）に大別されます。中枢神経から出される末梢神経が圧迫されている時、次のように手や足の痺れとなって現れることが多々あります。

• 加齢によって首の骨が変形してしまうことで、首の関節から腕にかけて出ている末梢神経を圧迫してしまい痺れの出る「変形性関節症」
• 鎖骨と肋骨にあるさまざまな神経の通る隙間「胸郭出口」で神経や血管が圧迫されて、手や指先に痺れの出る「胸郭出口症候群」
• 首の骨と骨の間にありクッションの役割を果たす椎間板が飛び出すことで神経を圧迫し、腕や手が痺れる「頸椎椎間板ヘルニア」
• 背骨と背骨の間にありクッションの役割を果たす「椎間板」の中心部にあるゼリー状の「髄核」が、飛び出して神経を圧迫してしまうことで、腰や足に痺れを起こす「腰椎椎間板ヘルニア」

重大な疾患が原因の痺れ

糖尿病や心臓の病気、脳の病気が原因で痺れの現れる場合があります。その場合には、原因となっている病気の治療が必須でしょう。

 

関連痛・神経の圧迫が原因の痺れに有効な整体

重大な疾患による痺れは、早急に原因となる疾患の治療が必要です。ここからは、関連痛による痺れ、神経の圧迫による痺れに有効な、整体での改善方法を紹介していきましょう。

整体とはどのような施術なのか？

骨盤や背骨、手足といった体全体の歪みを矯正するのが整体です。骨格の歪みを解消することで体や筋肉のバランスが正常になり、体本来が持つ機能を取り戻そうとする施術です。トリガーポイントのコリの解消、神経圧迫解消の効果もあるため、整体は痺れの改善に有効だと言えます。

アトラスオーソゴナルとは？

上部頸椎、とくにアトラス（第一頚椎）の不正列をオーソゴナル（正しい角度）にすることで、体全体の歪みや体のバランスを正常に戻す施術、「アトラスオーソゴナル」はご存知でしょうか。人体は、頚椎が歪むとバランスを取ろうと全身に歪みが生じてしまいます。その歪みが神経を圧迫したり、筋肉の緊張状態からトリガーポイントが生じたりして、痺れを引き起こしてしまうというわけです。痺れに悩む人は、アトラスオーソゴナルの施術を検討するのもいいでしょう。

 

まとめ